Japan America Chamber Ensemble Concert 日米室内楽団、ライブラリーコンサート
Japan America Chamber Ensemble concert was held at Little Tokyo Library.
日米室内楽団のコンサートが昨年に引き続き、小東京の図書館で行われました。

冬景色、春の海、夏の思い出、マリアなどを演奏しました。
今回、初披露の「夕焼け小焼け」でしたが、これが大変でした!
ミュージックディレクターから譜が送られてきたのは、3日前。
最初は琴のソロで始まるのですが、アレンジがかなり難しい~
お琴で弾くのは、不可能という部分もあり、少しアレンジを変えてもらい、それをお琴の譜に直し、二日間、必死に練習しました。
お琴は、五線譜では演奏が出来ません。
何故なら、曲によって調弦が変わるので、例えばCはこの糸という訳には行かず、一番低い糸は曲によって、DになったりAになったりGになったりする訳です。
ですので、五線譜でもらった場合は、それを暗号を解くようにお琴の譜に書き換えなければなりません。
簡単な譜の場合は、五線譜の音符の下に、琴の糸の番号を書くのですが、今回のような複雑、かつ沢山の音がある場合は、余白に書ききれないわけで、琴譜に書き換えることになります。
二日間、必死に練習して、親指の付け根、左手の糸をはじく指が痛くなりました。
リハーサルは一度だけでしたが、本番は無事に演奏できて、ホッ!
大変でしたが、良い勉強になりました。
演奏終了後、目を真っ赤にして、とても感激したと話しかけてこられた方がいらっしゃいました。
広島からロスに旅行に来たそうですが、ロスでお琴の演奏が聴けると思ってもいなかったようで、懐かしい曲に感動されたということでした。
このようなコメントを頂くと、苦労のしがいがあったというものです。